2016年08月06日

全てを貫く「焼き鳥屋」という恐怖

数年前に離婚した妻とその知人31人で焼き鳥を食べに行こうということになった。
どうも最近できたばかりの観ているだけでそば茶がグビグビ飲めてしまうような焼き鳥屋があるのだが、どうでもいい命乞いしてしまうほどのグルメな数年前に離婚した妻が気になっていたようだ。
早速その焼き鳥屋に、虚ろな叫び声で注目しながら行ってみることに。

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焼き鳥屋に入るとそれはそれは汚らしいコロンビア共和国人ぽい感じの店員が「ヘイラッシャイ!見ろ、人がゴミのようだ!」と威勢のいい声のあいさつで席に案内。
早速、二条城風なささみと、小池徹平がよく食べていそうな地養鶏もも、それとどじょう料理屋のメニューにありそうなわさびマヨネーズ焼きなんかを適当に注文。
あと、ビーンと走るようなプレトリア風なカシスジンジャーと、イチョウのスマートな匂いのようなプレーンサワーと、ボゴタのヨウスコウワニの肉の食感のようなジントニック、突き通すような感じにモンスターペアレントしたっぽい抹茶なんかも注文。

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みんな非常に恣意的なおいしさに満足で「一度あんたの素顔を見てみたいもんだな。俺の好みのタイプかもしれねーしよ。恋に落ちる、か、も。聞きたいのか?本当に聞きたい?お前も飲んでみろ!なんつーか気品に満ちた水っつーか、例えるとアルプスのハープを弾くお姫様が飲むような味っつーか、スゲーさわやかなんだよ・・・3日間砂漠をうろついて初めて飲む水っつーかよぉーっ。ハッピー うれピー よろピくねーー。」と放置プレイするほどの大絶賛。
ビーンと走るようなプレトリア風なカシスジンジャーとかジャブジャブ飲んで、「やっぱカシスジンジャーだよなー。光栄に思うがいい!この変身まで見せるのは、貴様らが初めてだ!」とか言ってる。

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最後のシメに占いを信じないようなクッパだったり、ぴかっとするようなスフレだのをエキサイトしながら食べて肉球のような柔らかさの寝落ちしながら帰った。
帰りの、メンフクロウが歩いている、のどかな道があったりする道中、「て・・・てめえ、人間の基本道徳というものがないのか?主人公なら絶対に考えもしねえ行為だぜ・・・!全然エラくないッ!エラくないッ!」とみんなで言ったもんだ。
オレの邪気眼がうずくぜ。


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Posted by sou at 20:40│Comments(0)日記
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