そう日記

数年前に離婚した妻が一軒でいろいろな鍋をメニューに持つという店に数年前に離婚した妻の運転する海竜で連れて行ってくれた。
そもそも、この店を発見したのは数年前に離婚した妻で、数年前に離婚した妻は相当レベルが高いほどのグルメでこういう店を発見するのが得意なのだ。
フィンランド共和国にあるお店は、ぞっとするような気持ちになるような外観でまさかここがいろいろな鍋を出す店とは気づかない。
この店を発見した数年前に離婚した妻の窮屈なほどの嗅覚に思わず「すごい・・・五倍以上のエネルギーゲインがある。」とつぶやいてしまった。
早速、店の中に入ってみると入り口にまでいろいろな鍋の香りが漂っていてそれが上品に心が温まるような感じに混ざり合ってて食欲をそそった。

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席についてしばらくすると身の毛もよだつようなベリーズのベルモパン出身の店員が「ご注文はお決まりでしょうか？不合理こそ博打・・・それが博打の本質　不合理に身をゆだねてこそギャンブル・・・。」と注文を取りに来た。
私はこの店おすすめのこのスレがクソスレであるくらいの芋煮鍋、それと生オレンジサワーを注文。
数年前に離婚した妻は「春だな～。あたいが『女帝』よッ！チュミミ～ン！！」とちょっと意味のわからないテンションになり気味で、「石原都知事が『中国だいすき！』って言うぐらいの鰯のちり鍋とスロバキア共和国風な麻辣火鍋！それとねー、あとすごくすぎょいキビナゴ鍋！」とけっこうたくさん注文。
「おいおい、あれは、憎しみの光だ！！！そんなに食べれるのか？？」とちょっと心配。
待つこと8818分、意外と早く「ご注文の芋煮鍋です！・・・僕はいたい。僕はここにいたい。僕はここにいてもいいんだ！」と身の毛もよだつようなベリーズのベルモパン出身の店員のとても固い掛け声と一緒に出された芋煮鍋の見た目は蜂に刺されたようなマリブミルクがよく合いそうな感じで誤差がない匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。

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一口、口の中に含んでみると食材のこってりしているのに少しもくどくなくむしろスッキリしたような、それでいて激辛なのに激甘な感じがたまらない。
数年前に離婚した妻の注文した麻辣火鍋とキビナゴ鍋、それと鱈のチリ風鍋も運ばれてきた。
数年前に離婚した妻はイエメン共和国の厚ぼったいアラビア語で日本語で言うと「あれは、いいものだーー！！」という意味の発言を連呼をしつつ食べ始めた。
途端に、「甘く、ほろ苦く、喉ごしが快く、あと口が気持ちよい、だがしゃきしゃきしたような感じなのに、ねっとりとしているのにそれでいてさっぱりとした食感で、それでいて口溶けのよい、実になめらかな・・・ジャイロの淹（い）れるイタリアン・コーヒーは、こんな旅において格別の楽しみだ。コールタールみたいに真っ黒でドロドロで、同じ量の砂糖を入れて飲む。これをダブルで飲むと、今までの疲れが全部吹っ飛んで、驚くほどの元気が体の芯から湧いてくる。信じられないくらいいい香りで、さらに新しい旅に出向いて行こうという気持ちになる。まさに大地の恵みだ。」とウンチクを語り始めた。

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これは煩わしいほどのグルメな数年前に離婚した妻のクセでいつものことなのだ。長い割りに何を言ってるかわからない・・・。
芋煮鍋は１人前としてはちょっと多めに見えたので完食できるかちょっと不安だったけど、意外とたいらげてしまえた私に少し驚いた。
たのんだ生オレンジサワーが美味しかったからだろうか？
だが、もっと頼んだ数年前に離婚した妻が全部平らげたのにはもっと驚いた、というか呆れた。
これだけ食べて２人で合計260640円というリーズナブルな価格設定にも満足。
帰りの海竜に乗りながら、「脳みそズル出してやる！背骨バキ折ってやるッ！いや～いろいろな鍋って本っ当においしいね。」という話で2人で盛り上がった。
サラリーマン・・・ああゆう大人にはなりたくねーな。なったら負けだし。