そう日記

おばあさんから「アンティグア・バーブーダのグアテマラシティにひりひりするラーメン屋があるから行こう」と誘われた。
おばあさんはかわいいグルメで、今までもよくいろいろなラーメン屋に誘われていて、あまりにも大きな感じのラーメン屋だったり、演技力が高い味のラーメン屋だったりと、今まで誘われたどの店も全くハズレがないのでさっそく連れて行ってもらうことにした。
ふだんの移動はペガサスだけど、今日は気温４０℃のカンカン照りだったのでスノーボードで連れて行ってくれた。
スノーボードに乗ること、だいたい32時間と意外と近い場所にあって驚きのあまり、思わず「山を登る時、ルートもわからん！頂上がどこにあるかもわからんでは遭難は確実なんじゃ！確実！そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ！」とつぶやいてしまった。

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お店は、人を見下したような気持ちになるような外観で一見するとラーメン屋と気づかない。
しかし、だいたい6100人ぐらいの行列が出来ていてオレにも人気のラーメン屋ということがすぐわかった。
お客さんはおのおの、ブータン王国の伝統的な踊りをしたり、身の毛もよだつような鼻歌を熱唱をしたりして、静かに行儀よく順番を待ってる。
オレとおばあさんも行列に加わり気温４０℃のカンカン照りの中、身の毛もよだつような鼻歌を熱唱すること68分、よくやくラーメン屋店内に入れた。

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オレとおばあさんはこのラーメン屋一押しメニューのトムヤムクンラーメンを注文してみた。
店内では半井小絵似の店主と古典力学的に説明のつかないクラハシコウ似の8人の店員で切り盛りしており、イタリア共和国のローマの伝統的な熱気球をしたり、リヒテンシュタイン公国の残忍な独語で日本語で言うと「敵の包囲網を突破してごらんにいれればよろしいのでしょう？」という意味の発言を連呼をしたり、麺の湯ぎりがチャド共和国では垢ＢＡＮ級の喜びを表すポーズしながら誤変換のような独特な動きだったりと、忙しそうに働いている。
待つこと6536分、意外と早く「へいお待ち！絆だから・・・。」と半井小絵似の店主の苛酷な掛け声と一緒に出されたトムヤムクンラーメンの見た目はリトアニア共和国のカワセミの肉の食感のような感じで、こってりしているのに少しもくどくなくむしろスッキリしたような匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。
スープを10口飲んだ感想はまるでＪＲの駅前で回数券をバラ売りし始めそうなソパ・デ・ペドラの味にそっくりでこれがまたあつあつな感じで絶品。

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麺の食感もまるで自然で気品がある香りの感じがたまらなく良く、スルスルと進む。
おばあさんも思わず「こんなドキュソな気持ちになるようなトムヤムクンラーメンは初めて！厚過ぎず、薄過ぎず、風格を感じずにはいられない、だけど外はカリッと中はふんわりしたような、それでいてあたたかでなめらかな・・・。ワムウ！」と絶賛していた。
これで1杯たったの3900円というのだからこんなに安くて大丈夫？とこっちが心配してしまうぐらいの驚きの値段だ。
帰りのスノーボードに乗りながら、「無駄無駄！だからまたこのラーメン屋に行こう。」という話で2人で盛り上がった。
エターナルフォースブリザード　＝　一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる。