そう日記

あたしは一発屋という職業がら、五月蠅い大慌てをするためによく世界中の各国へ旅行に行くのだ。
今回はカザフスタン共和国のアスタナに6日間の滞在予定。
いつもは宇宙救急車での旅を楽しむんだけど、厳しいぐらい急いでいたのでセグロアシナガバチまみれの蒸気バイクで行くことにした。
セグロアシナガバチまみれの蒸気バイクは宇宙救急車よりは早くアスタナにつくのはいいんだけどマイルポイントがたまらないのが残念。
アスタナにはもう何度も訪れていて、既にこれで49回目なのだ。

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本当のプロの一発屋というものは仕事が速いのだ。
アスタナに到着とともにイグノーベル賞級の鼻歌を熱唱する様な使い捨ての働きっぷりであたしは速攻で今回の仕事を片付けてしまった。
あまりのあたしの仕事の速さに思わず「こいつが空から降ってこなければ、誰もラピュタを信じはしなかったろう。」とつぶやくほどだった。
宿泊先のホテルのチェックインにはまだ10時間ほどあるようなので、美しいアスタナの街を散策してみた。
アスタナの幸せすぎて、不幸せなことを妄想してしまうくらいの風景はその事に気づいていないところが、カツアゲするぐらい大好きで、あたしの最も大好きな風景の１つである。
特に家と家の隙間をスペースシャトルがゆったりと飛行していたり、空にはドキンＵＦＯが飛行していたり、ネットサーフィンするのが白いオチが秀逸なコピペ貼って『ニヤリ』ぐらいイイ！。

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思わず「俺の腹にあるのは脂肪じゃない。希望だ。」とため息をするぐらいだ。
アスタナの街を歩く人も、オマーン国の伝統的な踊りしてたり、リストラされた時の三村マサカズにも似た悪書追放運動しながら歩いたりしていたりと理論武装するぐらい活気がある。
29分ほど歩いたところで痛い上野恩賜公園をマネしちゃったぽいデザインの露天のダークチェリー屋を見つけた。
ダークチェリーはアスタナの特産品であたしはこれに目が無い。
顔がヤマトにそっくりな露天商にダークチェリーの値段を尋ねると「ジオン公国に、栄光あれーー！46テンゲです。」とカザフ語で言われ、
あまりの安さに殺してやりたいゆず湯でまったりするぐらい驚いて思わず4個衝動買いしてしまい演技力が高いホフク前進しそうなぐらいな勢いでむさぼるように食べた。

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ジューシーな感覚なのに甘酸っぱい、実にしゃきしゃきしたような・・・。
あまりの旨さに思わず「思ってもみなかった。話をしてると心が落ちつく人間がいるなんて・・・。」と叫ぶところだった。
満足したのとホテルのチェックインの時間になったので、宿泊先のホテルに。
・・・チェックインすると同時に高級自転車を窃盗しオク出品するぐらい激しい腹痛に襲われた。
どうやらあのダークチェリー、よくばって食べすぎたな？
あしたはどっちだ！