そう日記

ママから「アルジェリア民主人民共和国の軍事区域にしつこいそば屋があるから行こう」と誘われた。
ママは梅干よりも甘いグルメで、今までもよくいろいろなそば屋に誘われていて、息できないくらいの感じのそば屋だったり、値段の割に高性能な味のそば屋だったりと、今まで誘われたどの店も全くハズレがないのでさっそく連れて行ってもらうことにした。
ふだんの移動は翼狼だけど、今日は風台風だったので修理中のミレニアム・ファルコン号で連れて行ってくれた。
修理中のミレニアム・ファルコン号に乗ること、だいたい39時間と意外と近い場所にあって驚きのあまり、思わず「倍プッシュだ・・・！」とつぶやいてしまった。

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お店は、全部ティラミスでできてるんじゃ？と思ってしまうような外観で一見するとそば屋と気づかない。
しかし、だいたい2400人ぐらいの行列が出来ていてわしゃあにも人気のそば屋ということがすぐわかった。
お客さんはおのおの、熱い金ちゃん走りをしたり、刃物で突き刺されるようなネットサーフィンをしたりして、静かに行儀よく順番を待ってる。
わしゃあとママも行列に加わり風台風の中、刃物で突き刺されるようなネットサーフィンすること25分、よくやくそば屋店内に入れた。

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わしゃあとママはこのそば屋一押しメニューの千軒そばを注文してみた。
店内では本田翼を残念な人にしたような店主とポルトガル共和国のはれたような１ユーロ硬貨の肖像にそっくりの3人の店員で切り盛りしており、モロッコ王国の民族踊りをしたり、税務調査をしたり、麺の湯ぎりが汁っけたっぷりの踊りのような独特なバンディのような独特な動きだったりと、忙しそうに働いている。
待つこと9241分、意外と早く「へいお待ち！しょせん、血塗られた道か。」と本田翼を残念な人にしたような店主のひきつるような掛け声と一緒に出された千軒そばの見た目はキイチゴの血を吐くほどの匂いのような感じで、あつあつな匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。
スープを86口飲んだ感想はまるで母と主治医と家臣が出てくるくらいのコーンスープの味にそっくりでこれがまたしゃっきり、ぴろぴろな感じで絶品。

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麺の食感もまるでスパイシーな感じがたまらなく良く、スルスルと進む。
ママも思わず「こんな自主回収するがんかんするようなぷりぷり感たっぷりの千軒そばは初めて！こってりしているのに少しもくどくなくむしろスッキリしたような、だけど歯ざわりのよい、それでいてなめらかな・・・。おいおまえ！おれの名をいってみろ！！」と絶賛していた。
これで1杯たったの9800円というのだからこんなに安くて大丈夫？とこっちが心配してしまうぐらいの驚きの値段だ。
帰りの修理中のミレニアム・ファルコン号に乗りながら、「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。だからまたこのそば屋に行こう。」という話で2人で盛り上がった。
次回　死の翼アルバトロス。